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分野が違う顕微鏡

いろいろな領域において用いられるマイクロスコープ。

顕微鏡

まず、工業、科学分野のマイクロスコープは、理科の実験などでお使いになったことがあると思うのですが、ああいったものは実態顕微鏡と言います。観察可能なものが一般的に2倍から30倍程度の低倍率のものがそれで、マイクロスコープになると、数十倍から数百倍といった高倍率の分解能をもっています。一方医療用のマイクロスコープは、『手術用実態顕微鏡』を意味し、最大で30倍まで拡大することが出来ます。つまり、分野によって用語の意味が違ってくるのですね。

それぞれの分野で活用されている現状とは。

まず、工業、科学分野に用いられるマイクロスコープは、直接見ることが出来る実態顕微鏡と違って、直接見ることが出来ません。カメラを通してモニターで観察します。最近では、高画素のカラーカメラと照明、各倍率のレンズ、接続ケーブルなどを備えたハンディーで高性能のものが開発され、被写界深度が深く3D表示ができたり、複数の人間が同時に観察することが出来ます。またパソコンに接続しているので画像処理が容易で、品質チェックや探傷検査などで威力を発揮しています。一方医療用のものは手術等で使われます。最初は眼科の手術で使用されたのですが、その後様々な分野で応用され、今では医療現場では欠かせない機材になっています。例えば、歯科治療は肉眼で診断をして施術をしていたのですが、マイクロスコープを導入することによって、より細密で確実な治療ができるようになりました。今急速に普及しているインプラント治療もその代表格です。微細な確認が出来るため、インプラントと人口の歯の適合精度が上がり、より良好な施術が可能になりました。ごく一例を示しましたが、マイクロスコープは、今後とも様々な分野で応用され活用されていくでしょう。